こんにちは。fpsです。
この度高木君の迷惑メールに悩まされています。
正直もう俺怖くて見れないので
せめてみなさんにお裾分け。
高木君の状況で度々更新します。
怖いか怖くないかは知らない。



「バイク」



彼女も居らず、バイトと勉強だけの悶々とした大学生時代だった。
大学二年生の夏、気の合う仲間と五人で、その頃話題だった心霊スポットに
行こうという話になり、八月半ばにその場所に原付バイクで行った。
気が狂った男が精神病院を逃げ出し、トンネル内を疾走中にバイクで後ろから
撥ねられた。トンネル内でその男が出てくるというのが
その心霊スポットだという話だった。バイクで行く事にしたのも、その男を挑発する為だった。
当日。午前零時を過ぎた頃、トンネルの入り口に到着した。中は真っ暗だったが、
出口の電灯は微かに見える程の距離だった。
「行こか」という一人の言葉で、一斉に発進した。土臭い冷たい空気が顔に当たった。

トンネルの真ん中に来た時だったろうか。左隣バイクに乗っていた二人が、
突然おかしな動きをしたかと思うと、大きな音を立ててバイクを横転させ、
二人とも勢い良く道路に投げ出されてしまった。
 いきなり起こった事故に全員が驚いた。俺の右後ろのバイクに二人乗りしていた
奴らが運転を止め、青ざめた顔で横転したバイクを見つめていた。俺の後ろに
乗っていた奴も、「何? 何だよ!?」と怯えた声を出しながら
俺の背中にしがみ付いていた。
恐る恐る投げ出されたバイクと二人を見に行くと、バイクはひどい傷付き方をしていたものの、
乗っていた二人に大きな怪我は無かったようだ。
ただ、大破したバイクの後ろに乗っていた方の様子がおかしかった。

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